こんにちは、ぶちょうです。
今日はギャザズシビックと同時期にTARMACから展開された、
N1仕様ブリッツスープラをインプレしていきたいと思います。
なんだか今週は国内耐久レースづくしになりましたね。
それでは外箱3面図から
ブリッツスープラをこれだけのクオリティで手に取れる時代がついに来ました。
当時このスープラはトミカのセット物でモデルが登場した事もあって、
じっさいそのイメージが強い人も多いかと思います。
イラストはゼッケンとバイナルのみがデザインされています。
台座の外側には縁石が表現されるようになりました。
サーキットな雰囲気を出しつつ台座一つ一つに個性を持たせています。
そして台座裏にはシリアルナンバーカードも付属。
それではモデルを見てみましょう。
ピカピカしたシルバーのボディがクールな印象を与えるブリッツスープラ。
このペイントワークはスープラの流線的デザインをギュッと引き締め、
かなりの見映えを持つモデルとなっております。
ブリッツのロゴと細めなストライプからはどことなくストリートチックな見映えも。
程よいスポンサーデカールの数でシンプルさを損なわず、
しかしインパクトはバッチリ確保してあるデザインでカッコいいですね。
それと意外にシャープな造型がなされているのがドアミラー。
リヤには給油口のタンポ印刷が追加されました。
テールランプ類のレンズも同様の形式で再現してますが、
コチラではウインカーからバックランプまで全てが表現されていますね。
リヤ窓からはガチガチのロールバーも見え、
レースカーのシルエットが随所にモデルへ落とし込まれています。
ボンネットにもでっかくBLITZロゴが貼られています。
エアダクトに装着されたウインカーレンズも再現されており、
当然ヘッドライトはクリアパーツを用いて成型。
こうしてみると思ったより車高が低く見えるのが中々良さげ。
それとココからでは見えにくいですが牽引フックも装備されてあります。
裏面を見れば牽引フックの存在がしっかり確認できますね。
しかしながら今回のスープラもマフラーエンドは塗装が無いようです。
実車では別デザインのホイールが装備されていますが、
現状可能な限りの再現を尽くしている節が見受けられます。
ホイールもシルバー調のカラーリングでカッコよさをより纏め上げています。
市販の形に準拠しながらも中身はマジなレースカー。
そういったN1やS耐のモデルをこうして手に取れるようになったのは、
つくづくありがたいモノと思っている次第です。
この手のマシンのモデル化が今後も進んでくれるとイイですね。
それでは今日の実車話を。。。
BLITZ(ブリッツ)と言えばターボやエンジン関連のチューンをはじめとした、
とても知名度の高いチューンブランドの一つ。
そのBLITZが94年度のN1耐久に向けて、
レーシングチームを設立、ベースマシンには80型スープラを選択し、
共にシーズンを闘っていく下準備を整えていく事になります。
(ボンネットピンやエンブレムのエッチングパーツがイイですね)
スーパー耐久の前身とも言える耐久レース、それが「N1耐久」。
FIAのツーリングカー規格で存在する「グループN」のいわば日本版として、
JAFはそこから更に規定を厳しくした「N1」規格を用意。
この規格を使ったマシンでレースを行う競技がN1耐久であり、
1991年より競技をスタートさせていくことになります。
グループN規定の時点でマシンに付けられる装備は非常に限定されており、
ロールバーといった安全装備やサスペンション関係しか改造が出来ません。
この上位クラスにはグループAなどが存在してますが、
それ以上にマシンの素性の良さが求められた規格がグループN。
この事からもラリー側のグループNにおいてはランエボやインプレッサなどの、
市販4駆ターボ車がやはり猛威を奮っているというのも納得が行きます。
本題に戻ってそれでは実際にN1耐久はどうだったでしょう。
N1規格のレースでも4WD勢、言ってみれば32Rがとてつもなく速く、
上位陣はクラス&総合共に32Rが総ナメという結果に。
この時スープラも32Rなどが参加した「クラス1」でレースをしていましたが、
Rに追い付くことは叶うどころか、下位クラスのマシンにも抜かれる状態、
中々好成績を掴むには至らない状況が続きます。
その後も状況を一変させるような出来事が訪れることはなく、
ほとんどGT-R勢の陰に隠れる形で94年シーズンを終了することになりました。
その速さこそ証明する事は成し得なかったスープラでしたが、
その後GTカーでのスタイルが主軸となってきたことから考えてみれば、
市販準拠の姿でレースに顔を出していた点では興味深い存在だったと言えるでしょう。
今日のインプレは以上です、最後まで読んで頂きありがとうございました。
国内耐久レース系マシンのモデル、惹いてはスープラを多く書いた週でしたね。
この最近現実世界でもスープラは物凄いアツい存在になってきていて、
その影響はミニカーの世界にも渡ってきているような気を感じさせます。
次回の記事も読みに来てくださるとうれしいです。
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それでは、また。