こんにちは、ぶちょうです。
先日紹介しましたINNOのシビックフェリオと同時に、
FD2型の純正仕様が新たにリリースされました。
前回はレース用ベースモデル、今回は市販と、それではインプレを始めましょう。
まずは外箱3面図から
コチラもまたタイプR愛を感じる内容のパッケージング。。w
でもシンプルかつカッコいいです。
通常価格は2592円(税込)となります。
FD2は白地のデザインに変更されてますね。
遠目からでも目を惹かせるバケットシートの赤地部分。
それではモデルを見ていきましょう。
チャンピオンシップホワイトをあしらったタイプRの風格を見事に表現しています。
それだけに基本の出来栄えは言うまでも無く高いレベルで、
様々な箇所からモデルを眺めて楽しむ事が出来ます。
横からのボディラインもかなり実車に近い形です。
ドア関係のモールドはほどほどな彫り込みでまとまり、
純正ホイールも厚ぼったさを感じない仕上がりとなっています。
その奥にはやはりブレーキキャリパーとローターも装備され、
精巧かつ奥行きのある造りが随所に光ります。
黒地の入った印象的なアーチ型ウイング。
テールランプのクリアパーツもキレイな仕上がりでエンブレム類も装着。
ドアミラーも鏡面が表現されリヤ窓に電熱線も貼られている拘りが見えますが、
マフラーについては開口部の穴抜けは無し、
この点はワンメイク仕様のモデルと同様となっております。
強いて言えば穴抜けが施されていればなお良い出来にもなったと思いますが、
全体的な仕上がりについては十分に高い次元といえます。
難しいデザインのヘッドライトもクリアパーツで表現。
ちょいフラット気味な出来ですが64スケールなら妥当なラインです。
純正メッキグリルやエンブレムもキッチリ用意、メッシュも作られています。
ただし! 個体差によるものですがメッキグリルのメッキ塗装が、
メッシュにまで部分的に行ってるのがあるんで、購入時は注意深く確認しましょう。
(今回手に入れたのは実際そうなっているのが見えます)
純正に7スポークホイールの間から見えるキャリパーとローター、
足元もかなり細かく作られてあって、
ボディとの出来も相まって全体像のクオリティアップを果たしています。
そして最近のINNOが特に力を入れている内装。
今回のFD2では前回ご紹介しましたメーターや液晶のデカール装着のほか、
今回は純正赤地フロアマットまでもが再現されています!
当然バックミラーやバケットシートの配色を行いつつこの出来と、
果たしてINNOは今後どこまで内装のディティールを究めていくのでしょう。
モデル紹介は続きますが、実際にボディを外して内装を見た記事リンクを、
コチラに一つ置いておきますね。
今後の改善ポイントもまだ確かにあるINNOですが、
部分的なレベルはTARMAC以上の物を持ち合わせてきています。
引き続きリリース予定のホンダ車のクオリティが今から楽しみになってきますね!
それでは今日の実車話を、新兵器の黒アクリル板と共に。。w
2006年より公式から発表があがり、翌年3月から販売開始となったFD2シビック。
発売前から積極的なプロモーションを続けたホンダの活動もあってか、
その期待値を遥かに越えるマシンとして市場に降り立ったのでした。
かつて製造されていた4ドアのインテグラタイプR(DB8型)に続き
およそ6年ぶりの4ドアセダン車として登場したこのシビック、
その中に納まるエンジンは先代EP3型より受け継がれたK20Aユニット。
2.0リッター直4NAのK20はDC5インテやCL7型アコードにも搭載されましたが、
FD2の場合ここから更にアップデートが加えられ、最大225馬力を発生します。
もちろんVTEC搭載ユニットでもあるK20Aですが、
新たな機構が装着された「i-VTEC」という名義へと変更、
今ではすっかり一般的呼称のひとつになるまで浸透しています。
当然進化したのはエンジンのみではありません。
ボディ剛性はインテグラのそれを大きく越えた強靭な値のボディへ、
タイヤは専用コンパウンド18インチのポテンザ「RE-070」が標準装備。
ハイパフォーマンスタイヤが標準装備となったことや、
サスペンションのセッティングもタイヤの追従性を考えた硬めの設定、
更にはブレーキ冷却ダクト・Bremboキャリパーなどが装着されてる事からも、
その本気度合いがヒシヒシと伝わってきます。
これだけのスペックだけに、その速さはFF車の常識を覆すものでした。
ベストモータリングでの国産NA車で競争させた時を一例にしてみれば、
ライバル車にNSXや33Zがひしめく中、FD2は一歩も退くどころかむしろ速い。
バックストレートではさすがに1リッター以上の差を消す事は難儀なものの、
インフィールドでの速度域は完全に互角もしくはそれ以上のレベルに達しており、
新世代タイプRの実力を高らかに証明したのです。
ところがスポーツ走行に割り振りを強くした性格のマシンゆえ、
やはり乗り心地面においては他車に一歩譲る面があるのは仕方ありません。
その後乗り心地の改善を名目としたサスペンション開発も行われ、
特にワークス子会社のホンダアクセスからは減衰力調整付きのサスが登場、
街乗り向けの減衰調整では路面からのギャップをしっかり吸収しつつ速さをキープ、
最も硬い減衰設定においても純正以上にしなやかかつ速いという、
非常にレベルの高いアフターパーツが登場するようになりました。
限界値の高さを見せつつ、しかも4ドアでファミリー層でもOKな車、
その価格は新車時300万を切る価格帯に設定されていました。
それは今もなお価格は落ちることの無い高い需要を持ち、
今後もその人気は続いていく事は間違いないでしょう。
タイプRは日々革新的な進化に向かって研究が続けられています。
今日のインプレは以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。
INNOのレベルアップが益々進んできています。
内装面の拘りが特に深くなってきた今、これにTARMACらがどう対策するか、
今後の活動に注目といったところですね。
次回の記事も読んでいただけるとうれしいです。
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それでは、また。