こんにちは、ぶちょうです。
さて10月末、INNOから新しいモデルが発売されました。
EG9型のJTCCテストカーやEF3型シビックのレースカーのほか、
新たにFD2型シビックのモデルがラインナップに加わりました。
今回はワンメイクレース用のプレゼンテーション仕様を入手しましたので、
早速コチラのインプレを始めていきましょう。
まずは外箱3面図から。
プレゼン仕様のボディカラーをあしらった外箱デザインです。
通常価格2592円(税込)で販売されています。
台座はINNOの馴染みになってきたクリア調のタイプになっています。
この台座デザイン、結構スキです。
モデルの方はどうでしょう。
白いボディをベースにタンポ印刷で表現したバイナル。
マシンの前後に牽引フックが装着されているのもアクセントの一つです。
FD2型の流線的デザインもそこそこ頑張って再現していますが、
もう少しバンパーに厚みを持たせた方が高めに見える車高をフォロー出来たかも。
しかしFD2型シビックのミニカーって今までトミカくらいしか無かったので、
この時期に来て高クオリティモデルのFD2を手に取れるのは嬉しいですね!
黒いホイールから覗かせる赤いブレーキキャリパーがポイント。
ブレーキロータも装着されてるおかげで足元の奥行きも非常に作り込まれてます。
内装にはレース用のプレゼン仕様だけあって、ロールバーが装備されています。
テールランプはやはりクリアパーツが使われています。
エンブレムやドアミラーの鏡面デカールも用いられ、リヤからの見映えも中々。
ところが大きなデカールがズレていたり、マフラー開口部は塗装のみと、
所々アバウトな箇所があるのは目をつむりましょう。。
実車でもフロントのバイナルにグラデーションがかかっており、
当モデルでも可能な限り表現を頑張っているのが分かります。
ヘッドライトとグリルが小さめに見えるのが気になりますが、形状自体はOK。
良く見ると内装にはバックミラーも装着されています。
ボンネットのピンは他のステッカーと同様デカールで表現されています。
牽引フックがかなり取れやすいので、管理の際には注意しましょう。
裏面を見ると牽引フック、配色されたマフラーが見えますが、
それ以外はシンプルな内容となっております。
黒い7スポークから覗かせるブレーキパーツが更に良い出来を見せます。
今回のFD2シビック、モデル自体の出来も良く出来てますが、
それ以上に内装の造りが妙に細かいように思います。
そんなワケで、今回は思い切って中身を分解してみました。
モデルの造りとしては京商やアオシマなどのミニカーと似たような構造です。
ボディのフロント窓の隣にバックミラーの部品が付いてるのが見えます。
上がフロント、下がリヤのタイヤパーツ。
今回のモデルは前後ともブレーキキャリパーを配色してるのが大きなポイントで
かなり念入りにモデルを製作したと見て良いでしょう。
シートベルトは5点式のベルトが装備され、塗装された消火器も付いています。
レース仕様の内装らしくリヤシート廻りがスッカスカなのもイイですね。
そして何よりもスゴイのが、なんと液晶パネルや
デジタル表示のスピードメーターまで再現しちゃってるんです!
ここまで来ると、もはや64スケール髄一の内装表現と言っても良いでしょう。
さすがにタコメーターまではデカールは貼られておらず、
また実際の競技車両では軽量化の為液晶パネルなどは外されていますが、
それにしてもこの表現力は、とにかくヤバいです。
この内装の細かさを拝むためにモデルを入手するのもアリ?w
さて今日の実車話を少し。。
2007年にFD2型シビックが登場し、同年の秋頃久しぶりの復活となった
ワンメイクレースのベース車両となる仕様を発売しました。
そのベースマシンを実際に競技用装備で施したのが、このプレゼン仕様。
純正のエンジンにECUはHOA(ホンダワンメイクアソシエーション)に
指定されたパーツを装着する形となっており、
ドライバー保護の為右ドアにコンソールを設ける事を義務付けられます。
この指定に沿った認定パーツと推奨パーツが存在し、
チームによってこれらをチョイスしオリジナル性を出せるようになっています。
市販車より90Kgも軽くなった車体はさすがに軽いようで、
例えばノーマルと競技車を競わせてみると約1秒の差がつくそうです。
軽量化のする箇所、走るコースによって結果もまた変わってきますが、
やはりマシンが軽くなる事の恩恵は絶大なのです。
ところで、ベース車両の価格は169万ほどとなっておりますが、
- サーキット専用車両の為公道走行不可能
- 車両登録してナンバープレートも取得不可
- 競技前提の製作ゆえ各種保証の対象外
といったホントに競技専用の内容となっているほか、
実際の走り出しには更に100~150万が最低でも必要となっており
事実上300万ちょいがかかるという事になります。
レースにはやっぱり、お金がかかるのです。
今日のインプレは以上です、
最後まで読んでいただきありがとうございました。
自分もレースとかやってみたいとか思う事も時々ありますが、
やるとしたらジムカーナやダートラに手を出してたりするのかも。。w
それはさておき、INNOも少しずつ勢いを増してきました、
ホンダ車のモデル化を特に先行しているINNOの活動に期待ですね。
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また次回の記事も読んで頂けるとうれしいです。
それでは、また。